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社員インタビュー

Interviews

Saori Takiguchi

System Engineer

2002年入社
電子情報学科卒

お客様の向こうに利用者がいる

 仕事をする際、お客様のご要望に誠実に耳を傾けた上で、システムのあり方を常に思索することが重要と考えます。
 お客様の要望をシステムとして形にすることが仕事ですが、その先にはそのシステムを利用するエンドユーザーがいるということを私は忘れないようにしています。
 自分がそのシステムを利用する立場だった場合、どうすれば使いやすいか、あるいは運用がスムーズに行えるか、様々なケースや一連の流れをイメージしてみると、別の角度から提案できることもあります。

 お客様からの要望で要件定義から携わったことがありました。
 エンドユーザーから見たシステムとしてのあり方を確立する一方で、開発を請け負う立場としてそれを実現するため様々な課題をクリアさせる必要があり、一筋縄ではいかない難しさを感じました。
 それでも思考錯誤を繰り返しながらお客様と何度もレビューを重ね、結果として一番良い形でシステムを提供できたことで、何ものにも変えがたい喜びと経験をさせてもらえたと思います。

チームでゴールを目指す

 システム開発はプログラマがコーディングだけして完成するものではありません。
 仕様検討、設計、製造、テストすべての工程に要員を配置させプロジェクトチームとして動く、いわばチームワークが必要不可欠な業務です。
 チーム内のコミュニケーションが良好だと品質の良いシステム作りにつながり、コミュニケーション不足だとつまらないミスにつながることがあります。
 私たちはチームでひとつのゴールを目指しています。
 一人では成しえない仕事だからこそやりがいもあり、生まれた連帯感が納品後の喜びになります。

仕事に対する前向きな姿勢と、事象を受け止める強さ

 学生時代の経験や技術が身についているかどうかなどは実務では問われません。
 技術スキルは実務の中で経験を培っていけば自然と身に付くものです。必要なのは仕事に対する前向きな姿勢と、言われたこと、起こったことを受け止める強さです。
 コミュニケーションが苦手でも、克服しようと努力する姿勢や聞く耳を持つことが自分の成長へとつながります。
 当社では上司と部下、先輩と後輩といった間の垣根が低いように思います。そこには信頼関係があるからです。
 社内であっても、対お客様との関係であっても信頼関係が仕事をする上ではとても重要です。
 その信頼関係を自ら築こうとするかどうかが自身の仕事に大きく影響してくると思います。
 一日の多くの時間を仕事に費やしているからには、居心地の良い環境であること、信頼される自分であることがひとりの社員としても、自身のライフワークとしても必要なスキルだと思います。

業務経歴

2002年4月

入社

3ヶ月間の新入社員研修後、初めて配属されたプロジェクトで経理システムのPGとテスト工程を経験。
とまどいもある中、お客様に製品を納品するまでの工程を初めて経験しました。

2002年4月
2002年11月

テスト工程を担当

1年3ヶ月間に及ぶ長い開発期間の中で、主にテスト工程を担当しました。

2002年11月
2003年12月

一連の開発工程を経験

顧客先に4年弱常駐しました。プロジェクトでは、設計からPG、テスト、保守までの一連の工程を初めて経験しました。
同じフロアにはそのシステムを実際に利用するオペレーターがおり、要望など生の声をヒアリングし、それをシステムに反映できたことがとても大きな経験となりました。

2003年12月
2007年8月

流通メーカーの受発注システムの改修作業

初めて現場に自分一人という状況で、誰にも頼れない不安と会社の看板を背負っている責任感でいっぱいでしたが、精一杯やりとげお客様からも評価していただいたことでやっと一人前になれたように感じました。

2007年8月
2009年6月

育児休業・復職

1年間の育児休業を経て、同大手旅行会社の清算システムの改修作業を行いました。

2009年6月
2009年10月

新しい開発言語へのチャレンジ

久々に初めて触る開発言語にとまどいながらも新しい言語の習得ができ、その後、同システムの改修、保守を4年弱行いました。お客様とは良い信頼関係のもと仕事ができ充実していました。

2009年10月
2013年5月

育児休業・復職

二度目の育児休業を経て、大手通信会社のMDMシステム開発に携わりました。
要件定義を初めて経験させていただき、多くを学ぶことができました。数ある改修案件の中でいくつか設計も担当し、現在は試験チームのリーダとして責任とやりがいを感じました。

2013年5月
2019年4月(取材時)

育児休業・復職

三度目の育児休業を経て、現在大手通信会社のシステム開発に携わっております。 主にユーザーからの要件をまとめ、システム実現化の提案など、上流行程の業務を担当しています。これまであまり経験をしてこなかったスキルを求められるため、緊張感はありますが、より一層やりがいを感じています。

2019年4月(取材時)

ある日のスケジュール

7:15

自宅を出発

小学生の長男と主人を送り出し、次男の身支度を整えると保育園に向かいます。
登園中に交わす会話が、一日の活力になります。今日も無事に送り出すことができました。

7:15
9:20

出社

まずはメールの確認。グループ内の連絡事項やお客様から届く懸案事項や課題等をチェックします。
その後、グループミーティングに参加。連絡事項や情報共有を行います。
担当業務に課題がある場合はこの場で報告し解決方法について話し合います。

9:20
10:00

社内検定の試験項目書作成

来年度に控えているリリースに向け、やみくもに作っては時間がかかります。
お客様から提示されている要件書を元に、実運用をイメージしてから取り掛かります。

10:00
12:30

昼食

女子会ランチと称し女性のお客様から声を掛けていただけることもあります。
立場に関係なく話しを聞いてくださったり、考えを伺ったりと、
仕事と向き合う女性のお話がとても刺激になり仕事に対する意識改革にもつながります。

12:30
13:30

試験項目書の作成

実運用の観点で漏れがないか最終確認した後、開発リーダのチェックを受けます。
いくつか指摘がありましたが、今日は退社時刻が迫っているので、明日対応することになりました。

13:30
17:45

報告

今日の作業内容、進捗、問題点などをプロジェクトメンバー全員にメールで報告。
また、翌日行う作業内容を確認しておきます。

17:45
18:00

業務終了

18:00
19:00

子どものお迎え

保育園到着。次男と帰宅後、長男が帰宅。
長い時間一緒にいれない分、子供たちとはしっかり目線を合わせて会話したり、スキンシップをとったり、
その時だけはゆっくりと時間が流れますが、そこから寝かしつけるまでが慌しく、時間との闘いです。

19:00